
スマホで使える画像生成AI「Kandinsky 2.1」と「Stable Diffusion」を徹底比較!
スマートフォンで利用できる画像生成AIとして注目を集めているのが、App Store Awards 2022を受賞した「Kandinsky 2.1」と、モバイル向けに最適化された「Stable Diffusion」だ。両アプリの特徴や性能、使い勝手などを比較してみよう。
「Kandinsky 2.1」はiOS専用アプリで、直感的なUIとシンプルな操作性が魅力。テキストを入力するだけで、高品質な画像を生成できる。一方、「Stable Diffusion」はAndroidにも対応し、豊富なパラメータ調整機能を備える。ユーザーの細かなニーズに応えられるのが強みだ。
画質の面では、どちらも高いレベルにあるが、「Kandinsky 2.1」の方がより自然で美しい画像を生成する傾向がある。「Stable Diffusion」は、時折不自然さが目立つケースも。ただし、パラメータを調整することで、クオリティの高い画像を得ることも可能だ。
生成速度は「Kandinsky 2.1」が優位で、わずか数秒で画像が完成する。「Stable Diffusion」は、パラメータ調整に時間がかかるため、画像生成までに数十秒を要することもある。
利用シーンを考えると、「Kandinsky 2.1」はSNS投稿用の画像作成など、手軽に高品質な画像を生成したい場合に適している。一方、「Stable Diffusion」は、じっくりとパラメータを調整し、こだわりの画像を作り上げたい人に向いているだろう。
価格は、「Kandinsky 2.1」が月額5.99ドル、「Stable Diffusion」が月額9.99ドルとなっている。ただし、「Stable Diffusion」は無料プランも用意されており、一定の制限はあるものの、基本的な機能は利用可能だ。
総合的に見ると、手軽さと画質の高さでは「Kandinsky 2.1」、カスタマイズ性の高さでは「Stable Diffusion」が優れている。目的や好みに応じて、使い分けるのがお勧めだ。
スマホで利用できる画像生成AIは、まだ発展途上の分野だが、今後さらなる進化が期待される。クリエイティビティを刺激するツールとして、上手に活用していきたいものだ。